モバイルIPフォンシステム

IP200Hは、IP電話にトランシーバー機能も搭載した、携帯できる内線電話機です。同じLAN配下にある端末同士で通話できるほか、LTE回線を経由することで携帯電話の通話エリアであればどこからでも内線/外線の送受が可能です。また、トランシーバー機能を活用すると同時に多くの端末に連絡できるので、迅速な情報共有も実現できます。

LAN経由で、自席にいなくても内線通話を送受できます。LTE回線を使えば、内線を屋外でも送受可能です。話したい相手が席にいなくて掛けなおしたり、外出先から代表電話にかけて話したい人に取り次いでもらったりする必要がなくなります。

LTE回線を利用して、会社にかかってきた外線電話をスタッフが携帯するP200Hに転送できます。席を外していても、コールバックする必要もなく、タイムリーに対応できます。また、外出先からでも会社の電話番号で取引先に電話をかけることもできます。

トランシーバーのようにワンプッシュであらかじめ登録しておいた端末に一斉同報することができます。何ヵ所も電話を掛けなおすことなく、一度の操作で重要な情報をすばやく周知できます。

同じLAN配下にいる端末同士、アクセスポイントを経由して通話できるほか、LTE回線を経由して通話することもできます。

※LTEでの接続には、別途アイコムの提供するSIM契約が必要です。

本製品は、内線・外線電話の発信・着信はもちろん、保留・転送などビジネスフォンとして十分な機能を備えるほか、アイコム製モバイルIPフォンや無線LANトランシーバーとシームレスに連携する多機能卓上型IPフォンです。PTTボタン(送信ボタン)を押すだけでこれらの端末を一斉に呼び出し、かかってきた通話を簡単に引き継ぐことができます。さまざまな端末と連携することで、ビジネスフォンを便利に利用できます。

IP200APPは、Android™/iOS®のスマホに対応するIPフォンアプリです。アプリ上で、内線電話・外線電話・一斉連絡ができます。ビジネスフォン・IPトランシーバーとほぼ同等の電話・トランシーバー機能が、IP200APPに収容。また、アイコムのtelelink®シリーズ(無線モバイルIPフォンなど)やIPトランシーバー、固定電話などさまざまな通話端末とも通信できます。

従来の電話設備では、ワイヤレス環境での利用はPHSシステムの導入が一般的でした。

新規の構築には専用のPHS基地局の設置が必要であり、機器更新の際には基地局の機器更新も必要でした。

近年、社内では無線LANの環境が一般的であり、PCをはじめ様々な用途で共用利用されております。

既に構築された電話設備（*1）や無線LAN環境（*2)を利用し、IPモバイルフォンIP200HやスマートフォンIP200APPを利用し内線電話の環境が可能です。

また、トランシーバー（インカム）機能も備えている本商品を導入する事で内線電話とインカムの2台持たなければならない業務環境でも1台で運用できます。

無線LAN環境がない屋外でもLTE接続での屋外利用も可能です（*3)

*1:接続できる電話設備には条件がございます。

*2:接続台数により、無線APの増設他が必要となる事がございます。

*3:IP200APPはスマートフォンで契約されている事業者でのパケット通信でご利用可能です。IP200Hは別途SIM契約（Docomo、au)が必要となります。